ユースコミュニティー・テラッコ教室

NPO法人ユースコミュニティーが運営する子どもの学習支援教室。池上にあるテラッコ教室の様子をお届けします。

上から指導するのではなく、下から支え受け止める姿勢を大切に

火曜日、中高生クラス教室長、宇津木です。

今日は心理面からお話ししたいと思います。

 

中学生は精神的にとても不安定で、大人の想像を超えたストレスを抱えていることがあります。

その心理の底に、他者から認められたいという欲求があります。

 

でも、自分を否定されたり、他人から見下されたり、親など目上の人に押しつけられたり無視されたりを続けていると、どうしても自己肯定感が低くなってしまいます。

 

なので、自分が思っている事を、誰かに否定されずに思い切り言える環境がとても大事になってくるのです。

 

しかし、生徒の性格によってはそれが上手く出来なかったり、表現すること自体を諦めて自分の殻に閉じこもってしまう場合があります。

 

世間でも問題になっている、ヤングケアラー、虐待、引きこもり等、子供を取り巻く環境で解決しなければいけない課題はたくさんあります。

 

子供自身が自分の本心に気づいていない場合もあり、大人が引き出して話を聞くことが必要になってきます。

 

10代の生徒にとってこの先たくさんある未来、様々な可能性を見い出していきたい。

勉強面でも精神面でも、生徒を上から指導するのではなく、下から支え受け止める姿勢でいたいと思う今日この頃です。